下妻市を含め、茨城県西、県南地区は「来る」動詞の活用が違う。「来る」はカ行変格活用という特殊なものに該当し、「来る」一個しかないのが特徴である。

カ行変格活用……「来こ・来き・来るくる・来るくる・来れくれ・来いこい」の活用パターン。

つまり「こ・き・くる・くる・くれ・こい」なのだが、茨城県西南の人は「き・き・きる・きる・きれ・きな」なので、上一段活用になってしまう。

通常の表現
「あいつ、今日はこないな」
茨城県西南の表現
「あいつ、今日はきないな」

通常の表現
「早くこいよ」
茨城県西南の表現
「早くきなよ」

最近、つくば市でも谷田部地区の人にだけこの活用が顕著であることが判明。下妻の今泉地区と谷田部の今泉地区は関連があるらしく、そのあたりが絡んでいる可能性も有り。が、調査の方法が判らない・・・。