秋になると親父がよく連れ行ってくれた。 大木の山はアミタケが生えていて、夕食のおかずにする為だった。 ←アミタケ群生 山栗を拾って食べたり、グミを採って食べたりもした。 親父の80CCのシャーリーの後ろに捕まって、山に行くのは快感だった。 思えば俺が単車好きになったのはこのあたりからかもしれない。 虫採りやきのこ採りをしたこの山も今は工場が建ち、すっかり変わってしまった。